今は亡き 初代 柚子殿(ゆずどん)
川津 英美 (かわづ ひでよし)
戦後の激動の時代を
誰よりも苦しみ 誰よりも楽しみ
行商・魚屋・仕出し・食堂
商店・農産物加工と
こころ華々しく時代を生き抜いた
生粋の商売人でした。
朝の仕事は早く皆が来た時には
既にひと仕事終えてる毎日。
仕事の切り上げは早く焼酎飲みながら
相撲中継を見るのが楽しみで…。
そんな時 1日を終えた良き笑顔で
先代はいつもこう言っていた。
○無理はすんな (身の丈を知れ)
○農家さんを大切にしろ
(農産物無くして仕事になるのか?)
○皆が休んでる時に仕事せんと
儲け出さんぞ…
○頓知をきかせにゃ
○仕事は和気藹々とせにゃ
(人を楽しませにゃ!喜ばせにゃ!)
遺していった そんな言葉が…
我ら 川津食品の原点なんです
●塩
塩にも相性がある。
高価なブランド塩を使えば美味くなる訳ではありません。
原料の 柚子と唐辛子と 相性の良い塩を使う事により
互いが馴染んだ時の 香りと旨味は 抜群。
愛する九州の海が産んだこの塩は
川津家謹製柚子こしょうの 縁の下の力持ち。
●唐辛子
唐辛子の収穫は 気候と真夏の暑さ との戦い
夏の夜明け前こそ 唐辛子を収穫する 絶好の機会。
朝早くから暑さに耐えられぬ時間まで 一粒づつ
汗水たらしながら 唐辛子をちぎり採るのです。
唐辛子の 辛味と旨味は勿論ですが
この収穫する 生産者の姿こそが
我々が一番伝えたいこだわりなのです。
いつも ありがとう…。